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November 16, 2004

著作権のこと

 あちこちで、ブログでの著作権について話題になっているみたいだから、ちょっと思ったことをメモ代わりに書いておこう。

 著作者人格権は譲渡できない

 まず、著作者人格権は譲渡できない権利だってことは、法的にも明らかで、ブログ上で公表したエントリについては、誰が何と言おうと書いたその人のものなのだ。それに対して、権利を行使するなって言っても、それは法的に認められるものではない。

 ブログサービスを使用する条件としての著作権放棄

 「著作権放棄」という言葉が適切でないことは重々承知だが、適切な言葉が見つからなかったのでご勘弁を。
 livedoorやエキサイトのような無料のブログを使う際に、その使用条件として「ユーザーは著作権を行使するな」という考え方も一見、有りのような気もしないでもないが、それは、例えば賃貸住宅の大家が法律に則っていない契約条件を持ち出して、それに違反したからすぐ出て行け、あるいは貸さないといったことが裁判で認められるかどうかということを考えれば答えは明らかである。

 電子メールの著作権

 基本的に電子メールは信書と同様の扱いになると思われる。
 特定の個人宛に送付され、他の人が見る可能性が極めて低い文書に関して、サービスの提供者が、その内容を公開する権利を持つということは考え難い。
 それが認められるのであれば、例えば通信キャリアは電話の通話内容を傍受して、それを公開したり、郵便物を取り扱う業者が内容を公開しても良いことになる(かもしれない。知らんけど)。

 複数の人間による記事の著作権

 巷で話題になっている「電車男」のような掲示板の一連の記事に対して著作権が発生するかといえば、これは論議の分かれるところであろうとは思う。著作権というのは「創作物」に対して発生する権利だからだ。
 例えば、一連の記事を読みやすく編集したということであれば、そこには編集者の意思があり、著作物ということは言えるだろうが、自然発生的に出来た掲示板のログに対して、その一つ一つの発言に対して著作権があるかと言えば、それはちょっと難しいかもしれない。権利が認められるような発言もあると思うけど。
 別の例をあげて言えば、道を歩いている人たちの写真を撮ったとして、写真家には著作権が認められるけど、歩いている人たち一人一人に著作権が認められるわけではない。肖像権とかはあるだろうけどね。

 一方、トラックバック企画などは、そこに何らかの意思が必ず働くわけで、それによって形作られるものには、参加者それぞれに著作権は認められるだろうと思う。

 …何だか、取り留めないな。まあ、いいや。
 また、思いついたら何か書くかも。

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Tracked on November 17, 2004 12:59 AM

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